
|
これが、件のエモノです。黒いです。若干ピントが合ってない気もしますが、Lのフックが存在しないのが分かるでしょうか?。
中心電極から飛び石のように灰色の部分を伝って三段跳びで接地側電極に火花が飛ぶらしいです。燃費ちょっとでも良くなるかな。
|

|
20cm×15cm×3cm位の箱に入って送られてきました。パッケージ内容は以下の通り。
マルチエキサイトスパークプラグ(D4RⅡ×4)
製品カタログ(黒字のちょっと派手なの)
マルチエキサイトプラグ原理説明書兼取扱説明書(白)
注意書き(ピンク・締め付けトルクを厳守するよう書かれている)
ステッカー
|

|
今まで使っていたDENSO製 イリジウムプラグ(IK16)です。中心電極が0.4ミリと極細なのが特徴です。
|

|
今まで使っていたDENSO製 イリジウムプラグ(IK16)のアップです。
フック型電極が真っ白になってます。こういうものなのでしょうか?そんなに回してないんだけどねえ。
|
取り付け(写真なし・スマン)
いやー実は車のプラグ交換は初めてです。コイツのために工具セットまで買っちゃいました。
まず、エンジンブロックのちょうど上にあるリレーボックス(かな?)が邪魔なので10mmのレンチで外して適当なところによけておきます。
次にエンジンとイグナイタを接続しているボルトをまた10mmのレンチで外します。このとき狭いのでスライド式T型ハンドル(って言うの?)があると便利だと思います。
イグナイタはそのままスルっと引き抜けます。
イグナイタを抜くといよいよプラグが見えてきます。ここでプラグレンチを使ってプラグを外すわけですが、結構奥まったところにあるので、エクステンションバー(延長する棒だ)を使います。
結構硬いですが、少しゆるくなったらエクステンションバーを直接持って手で緩めると良いでしょう。
次に逆の手順で新しいプラグ(マルチエキサイトプラグ!!)を取り付けます。説明書にしたがって爪でブリッジプレート(中心電極と接地電極の間の火花が飛び散る灰色の部分)にゆるみが無いか確認します。
またエクステンションバーとプラグレンチを使ってエンジンにプラグを装着します。ネジが台座に当たるまで、手で回し、台座に当たったところからハンドルを使って締め付けます。締め付けるのを半回転以内(新品の場合)にしないとプラグが破損する恐れがあるそうなので注意します。
これでまた、イグナイタを差し込みボルトを締め付けます。
以上のことをプラグの数の分だけ(4回)繰り返します。そして最後にリレーボックスも元に戻します。
さて、作業は以上で終了です。最後に配線に異常が無いかチェックした方が良いでしょう。
そしてドキドキしながらイグニッションをオン!!。わずかな間のあとエンジンが始動、実は普段アイドリングなどほとんどしないのでプリウスのエンジン音を間近で聞くのはずいぶん久しぶり、ちゃんと動いたようで。どれか1つプラグが点火しなかったりしたらどうしようとか思ってたのでちょっと安心しました。
ファースト・インプレッション
取扱説明書には最初に5分程度アイドリングを行うよう指示があります。こうすることで電子進角のクルマの場合(当然プリウスもそう)コンピュータが最大進角の割り出しを自動的に行うそうです。その間回転数が大きく触れることがあると書いてありましたが、ほんの数秒で回転数は安定するようでした。
一応3分程度待っていると、アイドリングが停止しました。
とりあえず、通勤路を走ってみます。大分プラシーボ効果も手伝ってか、力強くなった気がします。
気温は27~28度程度、天候は夜だったので良く分からないが、晴れか曇り、交通量はもともと少ない道ですが、夜9時半を回っていたのでガラガラです。
通勤路を2/3くらい走ったところでUターンして家に戻ります。気になる燃費は・・・イグニッション後全40分程度で5分毎にそれぞれ8,30,30,30,30,30,28,28(km/L)でした。大分調子は良いようですが、最高というわけではないです。実際ホントに調子のいいときは最初の5分はともかく、それ以降は30km/Lで埋め尽くされるので(通勤時間帯はムリ)。とはいえなかなか良い成績です。
1給油使ってみる
ちょうど取り付けの次の日に給油を行いました。このときの燃費は以下の通り。これはほとんど今までのプラグ(DENSO イリジウムプラグ)での燃費なので次回はこれを越えることができればよいわけです。
走行距離 | 1136.9km |
給油量 | 45.40L |
燃費 | 25.04km/L |
第1週目、30度を越す暑い日が多いです。どうしたことか、あんまり燃費がいいって感じはしません。普通かな?。通勤片道約30分の中で30km/Lを記録するのは1区間か良くても2区間(1区間は5分間)初日燃費が良くなった気がしたのは気のせいだったのか?。
第2週目、やはり30度を超えるような暑い日が多いです。でもやっぱり燃費は伸びず、「返品」の2文字が頭をよぎる、どうしたことだろう?。
第3週目、まだまだ暑い日も多いです。給油後500kmを越えた辺りから急に燃費が良くなってきました。片道通勤約30分の中で30km/Lを記録するのは3回か、4回程度、往路も復路も。通勤でこんな燃費が出るのはなかなか今までなかった気がします。
第4週目、台風11号が来た辺りから急激に涼しい日が多くなってきた。26~27度程度の日も多い。雨が降ると23~24度位か。気温が低くなったせいでやや燃費が落ち気味、それでもかなりいい感じかも。
そして給油、かなり手ごたえはあったと思う。結果は次の通りです。
走行距離 | 1109.3km |
給油量 | 44.26L |
燃費 | 25.06km/L |
結果、数値上誤差程度には燃費はあがったことになります。満タン法自体の誤差はあると思いますが、条件はマルチエキサイトプラグを付けてからの方が悪かったので、大健闘と思っています。
結論
若干燃費はあがるといえるが目に見えるほどではないでしょう。きちんと記録をつけていないと気が付かないかもしれません。ただ、世の中にいくつもある燃費向上グッズの中ではまだ良い方とおもいます。コストパフォーマンスも考慮するとあまり成績が良いとはいえないかも。燃費をほんの少しでも良くしたいと言う向きには価値はあるかもしれないが、もともと燃費の良いプリウスでは価格の高い分を燃費向上で回収しようって言うのはちょっと無理だと思われます。
aaa