プリウス・ドライビング・シミュレータの開発者向け情報のページ
ソースファイル
プリウス・ドライビング・シミュレータのソースファイルを公開しています。このソースファイルは個人的な用途及び教育目的に限って使用が許可されます。また、再配布についてはご遠慮ください。
このアプレットは Borland JBuilder 6 Profetional で開発されました。Borland のサイトで、この下位製品である JBuilder 6 Personal が無償でダウンロードできます。ぜひダウンロードしてみてください。
JBuilder 6 Personal で開発する際の注意点
JBuilder 6 Personal では、アーカイブビルダ・ウイザードに対応していないため、プロジェクトペイン中に"?"マークの Archive ノードが含まれることになります。また、自動的に ThsSimulator.jar を作成することが出来ません。この場合、添付の archive.bat を使用して ThsSimulator.jar を作成してください(Windows のみ)。ただし環境によってはJBuilderのインストールフォルダが違うなどの問題から正しく動作しない場合があります。この場合はバッチファイルを修正する必要があります。
ソースファイル・アーカイブパック : ThsSimulator-src-1.4.0-4.zip
以下旧バージョン
Version 1.4.0 : ThsSimulator-src-1.4.0.zip
Version 1.3.1 : ThsSimulator-src-1.3.1.zip
Version 1.3.0 : ThsSimulator-src-1.3.0.zip
Version 1.2.0_05 : ThsSimulator-src-1.2.0_05.zip
Version 1.1.1 : ThsSimulator_1.1.1.zip
Version 1.0.1 : ThsSimulator_1.0.1.zip
各ソースファイルの説明
matsubara.carcontroller.CarController.java
クルマの制御を司るクラスのスーパークラスです。ThsController クラスの親となります。TRIP メーターやODOメーターの管理もなされます。
matsubara.carcontroller.ThsController.java
THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)の制御を司るクラスです。CarController クラスから派生しています。このシミュレータでプリウスの挙動(加速・減速・エンジン状態など)を決定している重要なクラスです。
matsubara.gear.GearBase.java
すべての歯車クラスのスーパークラスです。歯車の基礎的な性質を持つ仮想抽象クラスです。座標の回転などの機能を持ちます。
matsubara.gear.Gear.java
いわゆる普通の歯車です。GearBase クラスから派生しています。
matsubara.gear.GearBox.java
複数の歯車が組み合わさって1つのユニットをなすクラスです。GearBase クラスから派生しており、これ自体が歯車の性質を持ちます。
なぜこのようなクラスがあるかというと、もともとこのクラスに、Enumeration クラスを使って歯車クラスで構成された多分岐ツリーを構成し、どれか1つの歯車を動かすとそれに連動して自動的に他の歯車が連動して動作するインテリジェントなクラスを作ろうと思ったのですが、所詮歯車については素人なので、プラネタリーギアのような複雑なギアの回転の連動をシミュレートできず挫折しました。
matsubara.gear.PlanetaryCarrier.java
プラネタリギアで使われるプラネタリキャリアを構成するクラスです。GearBox クラスから派生しています。
matsubara.gear.PlanetaryGear.java
プラネタリギアを構成するクラスです。GearBox クラスから派生しています。任意のギア比のプラネタリギアを構成することが出来ます。
matsubara.gear.RingGear.java
内歯歯車を構成するクラスです。GearBase クラスから派生しています。内側は薄い灰色で塗りつぶされるため、重なり合う他の歯車より先に描画する必要があります。
matsubara.graphics.LineBase.java
2点の平面座標を持つ線分を表すクラスのスーパークラスです。そのうち多少太い線分にも対応したいと考えています。
matsubara.graphics.ProgressLine.java
線分上で進捗状況を表すクラスです。LineBase から派生しています。
matsubara.thssimulator.ThsApplet.java
このアプレットの本体です。スタンドアロン実行もサポートします。
matsubara.thssimulator.ChangeListener.java
スライダーコンポーネントです。JDK 1.1 では swing が使えないため自分でスライダーコンポーネントを書く羽目になりました。
Orientation プロパティを持ちません。つまり縦方向のみのサポートです。(手抜き)
matsubara.thssimulator.event.ChangeListener.java
matsubara.thssimulator.Slider 用の変更イベントリスナーです。
matsubara.thssimulator.event.ChangeEvent.java
matsubara.thssimulator.Slider 用の変更イベントです。
コンポーネントの値が変更されると呼び出されます。
build.xml
Jakarta Project のビルドツール Ant 用のビルドファイルです。
簡単にビルドを行うことが出来ます。使用するにはAnt 1.2.x, 1.4.x またはそれ以上が必要です。
ant_build.bat
ant を呼び出してビルドを行うための Windows 環境向けバッチファイルです。
archive.bat
jar を呼び出して classes ファイルをアーカイブするための Windows 環境向けバッチファイルです。ThsSimulator.jar を作ることが出来ます。
JBuilder 6 Personal(または JBuilder 5 Personal, JBuilder 4 Foundation)向けのファイルです。あらかじめビルドが行われている必要があります。
可能ならばこのバッチファイルを使わず、Ant をインストールしてビルドを行ってください。
ant_makedoc.bat (旧バージョンでは make_doc.bat)
ant を呼び出して doc ディレクトリにドキュメントを生成するための Windows 環境向けバッチファイルです。
version 1.2.0_05 より前のリリースでは make_doc.bat となっていたファイルです。
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